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京都電浴組合
昨日は京都電浴組合の新年会に出席してきました。
場所が料理屋さんでしたので、たいへんおいしくいただきました。ウチは初めて出席させていただいたのですが、お得意さんも
含め、顔見知りの銭湯さんもたくさん出席されてましたので安心しました。業者さんも皆、今年の新年会から数えて3回目の
顔合わせです。「まいど。」が「今日もごくろうさん。」に変わりました。
京都電浴組合の会長さん光石会長(北支部 朝日湯さん)の御挨拶から始まり、浴場組合本部理事長の小中理事長
(山科支部 山科湯さん)の御挨拶、顧問(相談役?)の松村さん(下京支部 島原温泉さん)の乾杯の音頭にて開宴しました。
滞りなく進行していくなか、我々業者も、御挨拶廻りに行きますが、新年会で3回もお会いしている方もいらっしゃいますので、
「おめでとうございます。」でもなし「本年もよろしくお願い致します。」でもなし「おおきに、(ビールやお酒を)どうぞ。今年はよく
お会いしますね。」なんですね。
今回はいろいろなお話が聞けてとても勉強になりました。ここでは書けませんが、「ええっ。そうなん?」みたいな話がてんこ
盛りでした。どこの業界でもそうですが、”生き字引”のような方のお話は最高におもしろく、勉強になりますな。逆にお叱りを受け、
「これからは、こうしろよ。」と言ってくださる方もいらっしゃいました。何よりも面と向かって言って下さるのは、顔を憶えて
いただくには、これに勝るものはありません。
こういう場に参加させていただけるだけでも感謝せねばならない事でしょう。少しずつですが、顔を憶えていただき将来に
繋げればと思っております。
Date: 2008/01/26(土) No.121
水中ポンプ

※写真左上がELB信号線付漏電ブレーカーです。
ご無沙汰です。
ある会社さんの井戸水中ポンプの入替工事をしてきました。今ままでなら井戸屋さんに依頼していたのですが、井戸屋さんの
仕事を、ジィ~~っと立会いなどで、見ていたかいあってか「自分で出来るんちゃうか?」と思い、去年から自分でやる様に
なりました。
もちろん、100mなんてのは出来ません。せいぜい、30~50m位の深さですね。今回は20mほどですので楽勝です。
今回はユニック車が横付けできる場所でしたので、体力的にも余裕があったんですが、外ですので、寒いのだけが大変でした。
ここの井水は、とにかく砂があがるんですよ。砂だけでも悪いんですが、鉄分も半端じゃございません。ですので、7~8年で必ず、
ポンプの入替をします。前回も8年目で、水中ポンプが壊れ、ポンプを上げたら、揚水管が腐食してボロボロです。ピュ~って
水が噴いている箇所もあります。地上に上げて、トンカチ(金づち)でシバけば、カ~~ンではなく、ゴツと穴があきます。
井戸が掘られてもう30何年経っており誰が掘ったかさえ記録にございません。
そんなこんなで、先週末、「制御盤の上の警報ランプが廻っており、漏電ブレーカーがとんでいる。」と連絡があり、見に行くと
完全に漏電値が振っていました。ここは会社さんですので、ブレーカーをELB付きの漏電ブレーカーを設置しています。
ELBとは信号線ですので、ブレーカーが何らかの原因でとぶと、「とびましたよ~。」と電気信号を送ってくれるわけです。
その信号を拾いパトランプなど警報装置に送ると、ブレーカーが飛んだら、すぐわかるわけですね。
工事の日へつづく
Date: 2008/01/30(水) No.122
水中ポンプ Part2
つづき
「寒っ。」冬なんですから当然なんですが、あいかわらずこの一言から始まりますな。
今日は水中ポンプの入替の日なのに外は、ちらほら雪なのか雹なのか・・・。気合を入れなおし、工事開始です。
まずは、井戸のピットの中に入り(ピットとは、地上部より、1m程地下に井戸の揚水管が立ち上がり、井戸蓋、バルブ、チャッキ弁
(逆止弁)が取り付けてあり、そこから、水タンクや、バッキ槽、濾水機などへ配管される。ここはバッキ槽(ここは、除砂槽です。)
狭いので1人しか入れません。)井戸蓋、バルブ、揚水管の切り離しです。揚水管は井戸蓋に固定されている為、井戸に落ちることは
ありません。この作業も大変です。なんせ狭い場所ですので、指先の感覚だけで、ボルト、ナットをほどきます。それもスパナしか
入りませんので、力も入れづらく、錆でかんだらサンダー(グラインダー)なんかでは切れませんので大変です。ウチは今後の為
にこのボルト、ナットを高いですが、ステンレス製の者に変更します。錆びませんので、何年経ってもほどけやすいでしょ。
前回もステンレスに交換したので、比較的楽に切り離せました。
ここからが本番です。ユニック車のフックを井戸の揚水管の芯の位置に固定し、後は引き上げるのですが、ワイヤーで絞って
引き上げれば、芯が多少ズレますので、ゆっくり用心しながら引き上げます。途中でポンプが引っかかれば地獄ですからね。
井戸はケーシングと言って、塩ビ製又は鋼鉄製の枠の中に水中ポンプが入っています。井戸を掘る方法によって塩ビ製又は
鋼鉄製と分かれるんですが、大概は塩ビ製です。深くて打ち込みの場合は、鋼鉄製のケーシングを打ち込みながら掘っていく
んですね。掘っていき水の成分が良い箇所で水の量が豊富な箇所をチェックし、ケーシングにたくさんの小さな穴を開け、
その開けた穴からのみ地下水をケーシング内に取り込み水中ポンプで汲み上げます。当然、ケーシングの外側は穴よりも
大きな砂利(バラス)を引き詰めます。
容量的に書き切れませんのでつづく。
Date: 2008/02/01(金) No.123
水中ポンプ Part3
更新遅れました。どうもウチのネット環境と言うものに疑問を感じております。「接続できません。」やパスがどうやら接続方法が
どうやらこうたら・・・。1週間ぶりに繋がりましたので更新します。
つづき
井戸の仕組み解りました?水中ポンプはケーシングと呼ばれる筒の中に入っていて、ケーシングの廻りはバラス(砂利)を
埋めつくすんです。前回も書きましたが、ケーシングには、その井戸の最良の水質、水量を確保できる箇所を何箇所も切り込み
、ケーシング内に良い水を集め水中ポンプで汲み上げるのが基本です。
どうしても水質の良い水が無いときや、水質の良い水があっても水量が少ない時は、「まだマシかなぁ~。」というレベルの
水質+水量の箇所を選定します。どんだけ良い水質であっても水量が無ければ商売できないでしょ。今はね~、だいたいですけど、
「ここの水は良いよ。」とか「ここはアカンわ。」とかね解るんですよ。基本的に京都の水質は良いようで悪いんですが(なんじゃそら)
山からの水脈や昔の川跡、地質では砂層や砂利層などが結構、豊富な水量で良い水質ですね。桃山の御香宮なんかは最高の
水質ですね。少し離れた所では、マンガン質が多く困ってられる銭湯さんもいはります。「京都の地下には琵琶湖の水量がある。」
なんてよく言われますが、あるだけではあきません。水質が良いのが一番です。水質が悪ければ濾水機など下処理が
必要になるでしょ。話がだいぶそれましたが次回につづく
Date: 2008/02/06(水) No.124




水中ポンプ Part4
つづき
さあ、水中ポンプの引き上げです。ゆ~っくりゆ~っくり巻き上げます。前回は2.75mで1本の揚水パイプが入っていますので、
巻き代+フックの分だけ上げれば万力で挟みこめます。
上がってくる揚水パイプは、さすがに錆だらけですので、万力に挟む時もおもいっきり締め込みます。じゃないと錆で滑ります
からね。挟んでいる間は、ワイヤーの付け替えになりますので、その間はフックではなく、万力のみで揚水パイプを”持たしている
”訳です。滑って外れれば井戸の底まで水中ポンプが落ちてしまいますので要注意です。そうなったら入替工事どころでは
ありません。ですので、水中ポンプのケーブル(電源の線)を車などにくくりつけて万が一に備えます。水中ポンプが落ちても
ケーブルを引き上げれば水中ポンプを引き上げれるでしょ。と同時に水中ポンプが落ちれば、ケーブルが”走るように井戸の中に
引き込まれますので、足などが巻き込まないように注意が必要です。
この揚水パイプの接続は井戸特殊フランジ14Kg型というフランジ継手です。本来はJIS規格で言うところの、5Kg型か10kg型が
普通?なんですが、14kg型があるんですね。この14kg型フランジはフランジの厚みは5Kg型、10kg型と変わらないのですが、
幅(上から見た時のフランジの大きさ。円形の直径の大きさ。)が狭いのが特徴です。というのもケーシング内でフランジ接続
するため、幅が広いと(5Kg型や10kg型)ケーシングの内径と変わらないため、余裕がないわけなんですね。そこで14kg型という
フランジを使うわけです。
この14kg型フランジは当然、ボルトナットでの接続になりますので、ボルトナットはステンレス製のものを使用します。
写真では解りにくいですが、ステンレス製ですので、取り外すことが容易にできます。
つづく
明日より広島県の福山にてボイラー入替工事に行きますので出張より帰り次第、更新します。
Date: 2008/02/10(日) No.125
水中ポンプ Part5
更新遅れました。家族で風邪の移しあいをしておりました。ガーッと熱が上がればすぐ治るんですが。。。
つづき
やっとこさ水中ポンプが上がりましたね。
今回の揚水管はVLPライニング鋼管です。ですので溶接して14kg型フランジを取り付けることが出来ません。VLPライニング
鋼管はパイプの内部にはビニール被覆、外部が鋼管仕様ですので、溶接をすると内部のビニール被覆が溶けてしまうので
溶接は出来ません。
ですので、ネジを切って接続します。それにフランジを使用せずにソケットにて接続します。というのも前回の時も14kg型フランジで
接続してあったんですが、ケーシングが少し曲がって感がありまして、真っ直ぐ抜けないんですね。途中で何度も引っかかり
往生しました。今回も途中で何度も引っかかりましたので、14kg型フランジではなく、ソケットに変更したのです。
揚水管は前日までにキチンと錆止め塗装したパイプを使います。ゆっくりポンプを降ろしていき、揚水管と水中ポンプの
電気ケーブルをきっちり、ビニールテープでとめていきます。フランジ部はしっかりボルトで締め込み、ナットに接着ボンドを塗り
万が一のナットの緩みに備えます。
接続はネジ込みですので、2人がかりでパイレンを持ち合い締めていきます。今回の揚水管は75Aですので、結構、大変ですよ。
ピットの下で1人がパイレンを”オーライ”して持ち、地上部で締めこんでいきます。
つづく
Date: 2008/02/18(月) No.126




水中ポンプ Part6
つづき
揚水管を接続するとですね、ネジが緩まないようにするのと、電気ケーブルが引っかからないようにビニールテープで十二分に
接続ソケット部をグルグル巻きにします。
そうして揚水管を沈めていきます。ソケット接続の場合ですね、一つ利点があります。それは写真のように、吊り元を作っておけば、
芯吊り(センター吊り)がきっちりできることです。この芯吊りは非常に重要なことでして、芯(センター)が狂えば、ケーシング内の
アッチコッチに当たりますし、ポンプにも影響しますよね。
揚水管を沈めれば最後は井戸蓋の設置です。井戸蓋はメーカーさんによっていろんな井戸蓋がありますが、大概が、
フランジ接続ではなく、落とし込み方式になりますね。落とし込みとは井戸蓋で揚水管、水中ポンプを支えているのですが、
フランジなどの接続では、万が一ボルトが緩み揚水管が落ちたら大変ですので、サヤ管のように井戸蓋の中に揚水管の最後の
フランジが引っかかるようになっています。こうすれば、必ず井戸蓋を引き上げないと揚水管が抜けないようになっていますので
安心です。また、溶接などしてしまったら、次回の工事は大変なことになりますので決してしてはいけません。
井戸蓋を設置し、ゲートバルブ、逆止弁を設置し、既存の吐き出し管に接続すれば、工事完了です。と言っても作業は完了ですが、
試運転調整があります。バルブを絞り、水量を調整するのです。水中ポンプから一気にバルブを全開で吐き出すと、
水質の良い井戸は問題ないですが、水質の微妙な井戸は少し、絞ってやると目に見えるゴミや悪い水質分を控えることができます。
そこんとこの調整を終えて工事終了ですね。
しかし、このままでは終わりませんでした。。。
Date: 2008/02/20(水) No.127



予期せぬことが。。。
こんにちわ。
水中ポンプの入替工事にあたって、工事の前に、この会社さんの方とお話していました。
「水中ポンプは入替で良いけど、こんどは除砂槽が漏れたりして。」「わからんで、なんせもう、40年程さわってへんからなぁ。」
「言うてもピットから除砂槽まで、鉄管やしね。怖いもんですわ。」
この会話が現実に変わるまであと2日・・・。
水中ポンプの入替が終わり、その日のうちに試運転。「(鉄管が)怖いし、ちょっと(バルブを)絞っとこか。」バルブを絞り圧力を
ちょい下げます。「あれ?なんかフランジ漏れてんちゃうか?」「そんなアホな。ちゃんと(ボルトを)締めたで。」ここでもう一度
フランジの接続ボルトを、よ~~く締めなおします。しかしこのフランジはピットの壁ギリギリにあるので、ボルトの抜き差しや、
工具(スパナ、メガネレンチなど)が入りにくいし、締めにくい場所なんです。「おもいっくそ。グッと締めてや。」「はいよ。」も
虚しくまたもや水が。「いやまてよ。なんか漏れんのに時間差あんな。フランジちゃうでこれ。」よ~~く見れば壁の中から
漏れてるような。。。
そこへ会社さんのエライさん方の登場です。「どうしたん?何かアカンのか?」「どうも最悪のパターンですわ。この間の話が
現実的に起きたようです。」「ホンマかいな。」「まだ確証ないんで、ちょっとピットの壁、斫りますわ。」「頼むで。」時は流れ
確信に変わりました。
「やっぱあきませんね。」「ふ~っ。グダグダ言うてもしゃあない。アカンもんはアカンし。直してくれるか?」「わかりました。
しかしながら、ピットの壁を壊すとなると除砂槽までいきますよ。」「しょうがない。フカクサはんの好きにして直して
くれたらええよ。」と大きなため息とともに事務所へ帰られました。
悪い予感が的中してしまい、なんとも複雑な気分でしたがそうも言ってられません。ここからも仕事なんですから。
つづく
Date: 2008/02/23(土) No.128
ピット修繕
つづき
そうと決まれば早いですよ。ウチは。
さっそくピットより除砂槽まで斫り、土を上げます。寒いこの時期に土工工事はたまりませんねぇ~。体の芯から温もりますなぁ。
この寒いのに汗かくんですよ。でも止まったら寒気が。。。
不思議なもんでですね、掘って土を上げるでしょ。その上げた土って絶対元のように戻りませんよね。必ず土があまるんですよ。
それもテンコ盛り。土→砂→ホコリと数千億以上のジグソーパズルのようなもんですな。(訳わかりませんな。)
今回、掘って元にもどすともったいないので、掘ったトコをピットの延長にすることに決めました。埋めたらまた、配管が腐食
するでしょ。
ということで、土間もコンクリ打ちますので、20cmほど余計目に掘り込みます。壁側も同じです。除砂槽の壁も斫り、
既存の配管を撤去します。100Aの配管なんですが腐食してもうボロボロでした。
今回も100Aなんですが、ウチに100Aを切れるねじ切り(旋盤)がありませんので、溶接配管をすることになりました。
(基本的に80Aまではネジ切りで配管しますが、100Aを超えるとネジ切りではなく溶接配管が主流です。何故かって?
それはネジ切り(旋盤)が重くて人間の手で持てませんから。まずトラックに積めません。長期などの現場などでは、
ユニック車などで降ろし、そこが工場のように加工場所として確保させてもらいます。※ビニールライニング鋼管など
内部にビニールライニング加工してあるパイプは溶接できません。)
久しぶりに溶接配管です。
つづく
Date: 2008/02/27(水) No.129


配管工事
つづき
掘れました。「こんだけ掘ったらいいでしょう。」と聞かれましたが「まだもうちょい。」と言ってみました。意地悪では御座いません。
底のほうがあまりにもスカスカでしたので、コンクリを流すのにもうちょい”欲しかった”だけです。
溶接配管で施工するんですが、除砂槽の中は、既製品のネジ込みエルボ、チーズ、長ニップルを組み合わせて施工することに
しました。決して”手”を抜いている訳ではござんせん。時間の節約ですよ。Time is moneyです。僕らの後ろで左官屋さんが
待っておられるんです。いつも銭湯関連でもお世話になる羽根田工務店と言う左官屋さんなんですが、後から、ジィ~~と
”出番”を待っておられるんです。「まだかいな。」と言う顔をしておられます。そんな時に、きっちり角度や向きを出して
溶接できますか?「何時間かかんねん。」言う話でしょ?それも塗装もしなアカンのですよ。
そんなことは置いといて話を進めましょう。しかしながら接続部のフランジだけは溶接しないとあきません。チョチョイと溶接し
塗装して一丁あがりです。ここからは、もう左官屋さんの仕事になりますから我々はピットや除砂槽の鉄蓋の補強と新規鉄蓋の
製作に取り掛かります。
ここのですね鉄蓋がですね、また大きいんですよ。3×6の6mmの鉄板そのままを敷いてあるんですわ。重たぁて持てますかいな。
腰が抜けるいうのはこのことです。ちなみに3×6(サブロク)とは尺でいう長さでして、約30cmを掛けて下さい。
3×6なら横90cm、縦1m80cmの長方形の鉄板です。3×6の次は4×8(シハチ、横1m20cm縦2m40cm)、
5×10(ゴトウ、横1m50cm縦3m)と言います。
つづく
Date: 2008/02/29(金) No.130