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怖い話
大安の今日皆様はどのようにお過ごしですか?僕はどうでしょう?また次の大安に賭けてみます。
昔、あるビルの外部の配管を修理するのに現場へと向かいました。そのビルは京都の街中にあるビルなんですが、
築年数は古く、セキリュティー面以外は、何の問題もないビルです。
テナント物件からの要請で、配管を引き替えるんですが、そのビルと隣のビルの隙間に配管がある為、体を横にしてやっとの
ことで工事箇所についたんですが、何やら食べカスがあるではありませんか。
「猫ですねぇ。」管理人さんとオーナーさんは口を揃えて言わはりました。良く見るとグルメな猫です。魚の骨、エビの天ぷら、
もうちょい綺麗に食べなさいよ。と思いましたが、ここでふと、、、「猫ってエビの尻尾残すやろか?ウチにおった猫、
食べてましたよ。」「むむむ。」とりあえず工事の段取りをして、工事を施工する日に来ると、今度は何やら、炙った後が
あるではありませんか。「猫って干物みたいなん炙って食べんの?」「、、、いえ。。」オーナーさんの目が明後日向いてます。
この場所に行くには、管理人室の裏の窓を通るため、管理人さんも気づくはずなんですが相手の方が上手で窓の下を、
ほふく前進ですり抜けた可能性があります。オーナーさん「夜とか気づいた事とかある?」管理人さん「いえ。特には・・・」
とりあえず工事を済ませ、通路はフェンスにて塞ぐことで落着しましたが、何とも怖い話ですね。もし、火が大きくなれば
大惨事ですし、ばったり管理人さんと出くわしていてもどうなっていたことやら。寒気がしますな。
Date: 2008/04/08(火) No.151
燃料形態
今月にですね、重油から都市ガスに切り替える銭湯さんがあるんですが、現状では都市ガスのほうが有利なんですね。
しかしながら、都市ガスにするには、それ相当の工事費が掛かるのも考慮しなくてはなりません。
例えば、A重油なら、ストレージタンク(貯蔵タンク、危険物第4類の第3石油類に指定されている為、消防に届出が必要です。
また、消防規定により、2,000?未満=危険物第4類の第3石油類の場合届出が必要です。)よりサービスタンク(200?)に送り、
バーナーにて燃焼です。このタンク間の配管や、燃焼までの配管経路は、ほとんどが露出配管になります。
(ストレージタンクまでや、サービスタンクまでは、埋設配管もあります。)
よって、なんらかの漏れがあっても、すぐに対処はできますよね。重油もタンクローリーにて配送ですので、あまり大掛かり
ではありません。
ガスはどうでしょう。プロパンガスなどは、プロパンタンクやボンベにて保管ですのでこれもあまり大掛かりではありません。
しかし、都市ガスになれば別です。まずはその敷地に燃焼されるガスの圧力や容量が来ているか調べ、一番近い公共道路より
ガス管の取り出しです。それも路地などであれば、各御近所さんへの承認など、それはもう大変です。敷地外はガス会社さんの
工事ですが、敷地内は施主さんの工事費持ちになりますので、敷地に入ってすぐに機械室があれば、費用も少なくで済むのですが、
遠くては費用もかさみます。
しかしながら都市ガスは安定供給で、盆も正月も関係ありませんし、ボイラーなどの燃焼室もいつまでもクリーンなままです。
ススなんて、一切出ませんしね。普段のメンテ(スス掃除や煙突の掃除)なんてありません。それに、各都市ガス会社さんで
年間使用量を算出していただき、それ相応の値引き(大口割引=工場やプラント等、年間使用量が莫大な量のための割引)
もありますので、今の高値安定路線の重油よりかはお得ですかね。
つづく
Date: 2008/04/10(木) No.152
燃料形態 Part2
つづき
都市ガスになると根本的な問題が一つ、バーナーの交換です。重油はA重油、廃油とありますが、
(B重油、C重油はもうありません。A重油以外は廃油です。確か、AとかBとかC重油とかは粘度を指す区別だったはずでして、
A以外は一律廃油の規定になったような?)廃油焚きバーナーであってもA重油は焚けます。逆にA重油焚きのバーナーでは
焚けんことないのですが、手がかかりすぎます。(Aは精選されており、不純物や金属粉などがほとんど無い為、フィルターも細かく、
バーナーの先のノズルチップも小さな穴しか開いておりません。その分、圧力も高く掛けられ安定した燃焼ができます。
逆に廃油などは、どうしても細かい不純物や金属粉が多く含まれる為、フィルターなども荒く、ノズルも大きめで少々の物なら・・・
なんて感じですかね。ですのでA重油焚きバーナーで廃油を焚いたら、あっちこっちが詰まるんですね。それも1日の間に何回も。)
それに重油バーナーは比較的安価なんですね。製品としてもゴミ取って圧力かけて燃やす。みたいな。
ガスはそう言う訳にはいきません。なんせ、ガスは地元で言うと大阪ガスしか取扱できませんし、その分、安全面でもかなりの
費用がかかり、商品としてはかなり高価なものになります。逆に言い換えれば、言葉は適切ではありませんが、「言い値で買え。」
と言われてるのと同じ様なもんですね。だって我々が触れない業種ですからね。「これは、こんだけするけど(コレ位の額するけど)
絶対付けなアカンねん。」言われたら、しゃぁないでしょ。独占種ですので、比較する物がありませんから。
いつもお世話になっているガス屋さんすんません。気を悪くせんとって下さい。
Date: 2008/04/12(土) No.153
燃料形態 Part3
つづき
都市ガスのバーナーは前述した通り、大変な作業の末、商品として送り出されます。←フォローになってませんが。
ウチの現場も本日よりガス工事が始まります。ガスは良いですね~。←フォローになってませんが。
ガスの良いところは大口割引を利用することなんですね。銭湯の例を見てみましょう。
まず、ボイラー、ガスサウナ(遠赤外線ガスサウナですな。)副産物として、コインランドリー、居宅、ここにコージェネレーションが
あれば大阪ガスさんは喜びますね~。ニコニコしながら現場に来ることでしょう。このコージェネレーション(以下コージェネ)は
ガスをエネルギーとした発電機です。コージェネの最大の魅力は、電気を起こしますので、電気代を賄うことにあります。
200Vの動力は使用量としての電気代も安いので、コージェネで賄う必要はありません。(あくまでも僕の考えです。)電灯回路の
100Vをコージェネで賄うのが最大の魅力です。
銭湯の電気代、規模によって違いますが、約8,000~20,000/日 位の間ですかね。電気サウナがあれば、もっと掛かりますので
省きます。(元々、電気サウナではコージェネを入れる必要性がありませんので。)この電気代を100%とは言いませんが、
かなりの高効率をコージェネで賄うのです。確かに、コージェネ本体は、すんごく高価な商品ですが、ランニングコストでペイして
いくと何年後かにはかなりお得かも?ですね。(規模、設備内容により、そうとは言い切れません。事前にキチンと時間を掛けて
”ここの銭湯にコージェネを入れたら得か損かは計算しますし、入れても意味が無ければハッキリ言います。)プラスここに
関電さん(関西地方は関西電気)との契約内容を下げた(消費量を)契約、もしくは、完全な100V回路の撤廃をして初めて
お得なんですね。200V(動力)は安いので関電さんから買いましょう。
つづく
Date: 2008/04/14(月) No.154
おさらい
つづき
ガスのお話は終わりにしたいんですが、「もうちょい、詳しく書け。」って言われましたので、もうちょっとだけまとめで書きます。
都市ガスのメリット
設備内容によりお得です。これ以上どうまとめろと?
昨日書いた通りなんですが、ボイラー、サウナ、コインランドリーの乾燥機、居宅、コージェネ、なんでもいいからガスを
エネルギーとする商品を稼動して下さい。只、使用量により割引額が違いますので、そこんとこは、ウチにでも相談して下さい。
コージェネを導入するに至っては、現在の電気使用量(主に100V)を何ヶ月か計測させていただきます。その電気使用量に基づき、
コージェネの選定(何kw発電するコージェネが必要か)をします。選定後、ランニングコストの試算、回収率を試算します。
しかしながら、この試算は100%ではございません。80%~位に考えて下さい。(同じような条件でも使用量により変わりますので
試算が全てではございません。80%を切ることもあります。)銭湯さんは現状のエネルギー(A重油、廃油)とを比較されますよね。
その単価は情勢により変動しますが、基本的に、エネルギー+電気代=ガス代と考えて下さい。この=でお得か損かを
考える訳です。
何度も言いますが、同じ条件でも、個々の使用率(言い換えれば、1時間あたり、何人お客さんが入浴しているかで使用率は
変わるでしょ。同じお客さんの数ではないでしょ。お客さんが多いほど、お湯もたくさん使うってことは、消費量も多いでしょ。)
により変わります。ですので「あっこの風呂とウチがどう違うねん。」と言わないで下さい。
デメリットは
情勢や概念により、優遇制度のバラツキです。去年まではこの単価ですが、今年は?みたいなトコですね。こればっかりは、
ウチの管轄外です。あとは、内管(敷地内)工事の負担金額です。これも個々の銭湯さんにより、違います。官地からの引き
込み場所、機械室までの距離、1軒1軒、金額は違います。「なんであっこの風呂はこんなけ言うてんのにウチはこんな払わ
なあかんねん。」って言わないで下さい。これも個々の条件により変わります。
これでわかりましたかね。
Date: 2008/04/15(火) No.155
昔話
昔、ある銭湯さんで風呂の屋根の上で仕事してたんですね。この銭湯さんの風呂の屋根は一般的な屋根ってわかります?
わかる訳ないですよね。では説明を。銭湯の洗い場や浴槽の上を見れば、湯気抜きがあるのご存知ですか?天井(屋根)の
ゆるりとした勾配の真ん中に、ポコッと立ち上がってるでしょ。そこにサッシ(窓)があるでしょ。あれですわ。と言う事はですね、
外部から見ても、屋根に勾配が付き、真ん中に湯気抜きがあるんですよね。
外部の屋根は瓦ではなく、ブリキ屋根でペンキ又はコールタールなどで腐食を防いでおります。この屋根は意外と滑ります。
そら勾配も付いてますしブリキですからね。そこで仕事をしていると、銭湯の飼い犬(室内犬)がベランダから顔を出し、
ワンワン吠えてるではありませんか?大概の動物には好かれるワタクシすが、よっぽど僕のことが気に食わないんでしょう
程度で見ておりました。
「ホンマ、喉枯れて肝心な時に吠えられへんかったら番犬ちゃうぞ。」と思いながら無視を決め込んでおりました所、なにやら変な
音がするではありませんか。
カサカサカサ、シャシャシャシャ?????ん?なんの音?
犬のほう見ても、もう犬はおりません。おかしいな?まぁええか。程度でしたが、まだこの音はします。
カサカサカサ、シャシャシャシャ???
僕は屋根の反対側にいたので、一度テッペンまで登ると、なんと、あのアンチクショウがブリキの屋根から滑り、必死で上に登ろう
としているではあぁぁりませんか。爪が引っ掛からないので滑っていってるんですね。その音でした。一瞬、アホや。と思いましたが、
そんなこと思ってる場合ではござんぜん。もう戸雨の手前まで滑っております。急いで滑る屋根を駆け下り、アンチクショウを片手で
すくい上げ、自分もこのまま地面に落ちるんちゃうか。位ギリギリでした。「ふぅ~間一髪やなぁ。感謝せえよ。」と言いながら
体を起こし、反対の手で戸雨にしがみついていたんですが、その手を見ると、なんと青大将が僕の手を通り過ぎていきました。
びっくりして手を離し、落ちかけましたが、飛び起きるように駆け上がり、事なきを得ましたが、心臓がバクバクいうてたのを未だに
憶えております。
命の恩人の僕にアンチクショウは、僕の足音が聞こえると、まだ吠えてるんですが、いかがなモノでしょう?
Date: 2008/04/16(水) No.157
昔話
ある銭湯さんの釜場(機械室、ボイラー室)に行くのにですね、長屋の通路を通らないと入れません。出入り口はその通路
のみです。通路は木造で薄暗く、通路の幅は1mぐらいですかねぇ。
ある夏の暑い朝、修理に行くその通路を歩いていくと、またもや野生の勘が働いたのか、一瞬足が止まりました。ふと足元を見ると、
この近辺のヌシと思われる青大将(推定1m)が、暑さをしのぐため土間の冷たい上で寝そべっているではありませんか。
目が合いましたが、ヌシはそこをどきません。「ここは俺様が涼んでんにゃ。文句あんのか?」程度で舌をチロチロ。
ワタクシ当然、後ずさり。「ココまで来たら大丈夫やろう。」的な場所まで下がり、しばし睨み合いが・・・。なんせ相手はヌシさん。
下手なことをすると末代まで恨まれます。棒で突付くことも出来ず、石を投げることなど言語道断。
ワタクシ、ず~~~っと待ってました。ヌシがどこかへ行くのではなく、銭湯のおやっさんが来るのを。どんだけ待ったでしょう?
(仕事もせずに。只、ず~~っと。端から見たら「何してんやろ?アイツ。暑さで気狂ったか?」みたいな感じでしょう。)
銭湯のおばあちゃんが来はりましたので「アソコにヌシさんがおるんで(通路)通れませんわ。」「あっ。ホンマや。えらい
ご無沙汰でぇ。」と言いつつヌシに近づき「えらい暑いとこ悪いですけど、ちょっと通路あけてもらえませんやろか?」と一言。
僕に「アンタ一回、あっち行きなさい。」と言うので通路から離れタバコを一服。
すると、あのヌシさんはどこへ行ったやら。「おばあちゃん、もうどっか行ったの?」「あれはな、昔からココにおんねん。
ここ最近見てへんかったけど、町内一周して帰ってきたんやな。」
さすがおばあちゃん。亀の功より歳の功。番犬ならぬ番蛇です。
僕もあのヌシさんとは、もう5~6年お会いしてません。
それにしても、よっぽどワタクシ人相が悪いんですかね。
Date: 2008/04/17(木) No.158
昔話
銭湯のおやっさんには、器用な方がいらっしゃいましてね。ある銭湯のおやっさんは、その昔、改装工事をご自分で工事された方が
いらっしゃいます。と言っても今の様な設備ではなく、昔の設備ですけどね。
陣頭指揮もおやっさんで、浴室のタイルや形状を「あ~せい、こうせい。」と指揮し、機械室も自分と、お兄さんか弟さんかで
工事されたはずです。今の様な設備は無理でしょうが、それでも大したもんです。確か、旋盤(ネジ切り)とかだけウチがしたような?
後、工事中にたまに電話あるんですわ。「ちょっときて。」と行くと配管が立ち上がって、今まさにその機械と配管を接続するだけ、
というなトコで止めてあるんですが、聞くと「最後がつながれへんし、つないでくれ。」と。そうなんですね。配管も途中までなら、
曲がろうが、見てくれが悪かろうが、何しようが素人さんでも出来ますが、最後の”逃げ”が難しいんですね。どんな業界
でも一緒ですわ。
「おやっさん器用やなぁ。」と言うてみても、やはりプロの仕事ではございませんが、おやっさんはご自分で満足しておられるの
ですから”それで良し”でしょう。
日曜大工と言う言葉がありますが、それは自己満足であり、己自身が決めることですが、プロは自分で決める以外に、施主さん、
周りの人(同業者であり、その関係の人。よく同業者が見て「何やあれ?」とか言う人いるでしょ?でも心の中では「やるな。」
ぐらい思ってるんちゃいますか?「何やあれ?」って言葉を言うた時点で、その仕事より、良い仕事をしなければいけません。
当たり前の話です。)に満足してもらわなければプロではございません。
我々の業界もどんな業界も、プロは居てもセミプロは居りません。
Date: 2008/04/18(金) No.159
明日よりボイラー入替工事です。
明日より、京都市内の銭湯で重油からガスボイラーの入替工事を行います。
燃料形態が変われば、システムも変わります。大掛かりな工事になりますが、これも重油の高値安定路線の余波ですね。
重油にはガソリン税なんかはありませんので、4月だけ安いなんてのはありません。この先、重油は高値が続くでしょう。
それに、僕の勝手な考えですが、重油は鉄と連動しておる様な気がしますね。ですにで、鉄の単価が下がらないかぎり、
重油は高値でしょう。
今後、鉄の原材料が3倍になるとか?ということは、船舶も航空も全てが上がる。じゃぁ、輸入するモノ全てが上がる。
ということは都市ガスも上がる。かも?
昔は、シバ(材木。)を燃料としてました。それは、国内のシバであるから燃料にできたのです。また、日本の経済の中での
循環でもありました。生活が向上するにつれ、需要は軽減し、安くて良いモノを求めた結果、国外からの輸入材木に取って
変わりました。その結果、輸入材木は国内に入った時点で、売却先が決まるまで海や川で寝かします。川ならともかく、
海で寝かされた材木は塩分を含んだままで、精製され商品となり、家や物に生まれ変わります。その塩分を含んだ材木は
ボイラーにも、早く腐食するなど影響を及ぼしました。同じ様に、圧縮された材木も同じです。圧縮された材木は接着剤などでが
含まれているため、燃焼させてもスカスカです。
人も同じで、手間を省き、楽を憶えた結果材木から、重油、ガスと変わっていったのですね。
しかし時代は変わるものです。その時代に順応するからこそ、新しい技術が生まれ、進歩していくのでしょう。その進歩は
必ずとも正解ではありませんが、いつの日か「あん時、やって良かった。」と思われる仕事をしていきたいもんですな。
明日は遅くなると思いますが、何をしたのか更新します。
Date: 2008/04/21(月) No.160